坊さんだけの町。EasternTibet,China

2013年、秋の東チベット、ラルンガルゴンパ。

この宿に泊まるのは僕らと、わずかな中国人、そして大半はチベット人だ。
季節は秋、そして4000メートルの高地なので夜は冷える。しかし、暖房はなく、客室には電気もない。

用をたしにトイレへ。
床は水浸し。
個室へ入る。
おぞましいものを見た。
四方全ての壁に、排泄物が塗りたくられている。
床の水で滑って、壁にもたれかかりでもしたら、僕の精神は崩壊してしまうであろう。
きっと彼らには、紙を使う文化はないのではないだろうか。
普段は手で拭き、そこらの砂やらで拭うのかもしれない。
ここのは砂はない。

そんな想像をしたのだが、案外ハズレとも言い切れないと思う。
今まで最強のトイレだった。
女性陣も同様だったということ。

ぐっすりとはいかないが、なんとか眠ることが出来た。

高地にいくと、頭痛やら腹の調子がおかしくなったりやら、人には何かしらの症状が出る。
どの程度の標高から症状が出るかというと、人それぞれだ。弱い人では2800メートルほどから出ることもあるという。
これは体力や年齢で決まるものではなく、体質によりけりらしい。
僕らは4000メートルで動くと軽く頭痛がするかな?というレベル。
自分の体質を知っておくのはとても大事。これは後々役に立つ。

翌朝、散策開始。
お坊さんだらけ。
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巡礼に来たチベット人たちは、寺の周りをグルグルと時計回りに周る。
聖なる対象物の周りをグルグルと周ることを「コルラ」という。
彼らは何度も何度も周る。
どうやら、1回、3回、12回、108回だかが良い回数とされており、108回は1回よりも徳を積めるということ。だったはず。
この金ぴかの筒は、モンゴルでも出てきた「マニ車」
中には経典が収められており、一回まわせば一度読経したのと同じ徳を得ることが出来るという、便利なマシーン。
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ぐるぐる、ぐるぐる。

同じ宿の巡礼者たち。
素晴らしい民族衣装だ。
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右腕を出すスタイルが、実に粋。
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決めた。探して買う。
カム地方のチベット人の民族服、カンパチュパを。

亡くなられた方々なのか、ここに来れなかった人たちの写真を持ってきたのか。
貼られた写真が生々しい。それぞれの人生がむき出しに並んでいるようだ。
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お坊さんも尼さんも、巡礼者もみんな周る。
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おっちゃんが、一緒に写真を撮りなさいと声をかけてくる。
お前はデカイ、だって。教えてくれてありがとう。
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左手には数珠。読経のたびに、またはコルラするたびに、数珠を一粒ずつずらして、回数を数える。目指せ108回。
右手にはマニ車。この小さいやつにも、経典が入っている。隙さえありゃぁクールクルです。

これが、かの有名な礼拝方法、「五体投地」
仏教における最も丁寧な拝み方。
まずは手を頭上で合わせ拝む。
その手をそのまま下げ、顔の前で拝み、続けて胸の前でも拝む。
1、2、3とリズミカルに。
そしたら、手を付きズサーッと大地に身体を投げ出す。
これを何度も何度もくり返すのである。
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ズサーッのための台が用意されている、とても良心的な五体投地ポイント。
手をズサーッとし、膝は地面に当たる。そのため手作りの鉄で出来たプロテクターを、手のひらと膝につけている人もいる。
服もボロボロになるため、ズタ袋エプロンをしている人も。

この五体投地でコルラをするというものもある。
ズサーッと身体を投げ出し、伸ばした手の先まで数歩進む。
そしてまたズサーッ。また手の場所まで数歩進む。
これを繰り返し、寺の周りをグルグルと。
3回よりも、12回よりも108回を目指し、ズサーッをくり返す。

これも祈り。

ちなみにこのチベット編を一緒に旅行しているEちゃんは、インドのラダックで巡礼者に混じり、この五体投地コルラを一日中やったことがあるらしい。
言ったでしょ、Eちゃんはハードコアバックパッカーだって 笑。

またね

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i love the earth

Author:i love the earth
長期世界旅行に2013年4月に出発。世界一周になる?ならない?!
地球のでかさを思い知り中です。誰だ地球は小さくなったなんていったのは?!

僕のビール代に。なんていいながらまだ1円も使ってませんよ。

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