2018/01/16
西へ東へ、丘の上へ。India
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2014年、4月のおはなし。
Hさんに教えてもらった宿の周辺には本当になにもない。
商店に歩いて、宿まで歩いて。
そうそう、宿にはネコが数匹いる。
ゆかはネコ狂いだ。ゆかの実家には4匹のネコ。幸い僕はそのネコには嫌われていない、と思っている。
Hさん、教えてもらったとおり本当に何もないね、この宿の周りには。
虫の音、カエルの声、ネコ、畑、人、人。 良い。
作家であるHさんの作品が載っているのは三田文学。永井荷風だ。
永井荷風は江戸に求め、Hさんはインドに求め。
数日たち疲れもとれた頃、貸バイク屋へ。
バイクを借りて、この奇妙な町の周辺を散策しようという目論見。
町のはずれまでバイクを走らせ、丘の上に登る。
途中、水遊びをしている子供らが、外国人だと気付くと水をかけてくる。
涼しい。ありがたい。水をもっと。
さて、丘の上へ。ひーこらひーこら。
巨人が岩をすくい集めて作ったかのような山が続く。、奇妙な眺め。
全ての山を、巨人が作ったかのような。
子供が近づいてくる。何を言ってるか、分からないな。ごめんな。
けども、お前たちどこから来たんだと、俺の写真を撮れ、は分かった。
照りつける日光。
わずかな木陰で昼寝をする男、二人。
良い場所だな。良い昼寝だろうな。
僕らも似たような場所を探したが、彼らの場所ほどピッタリな木は無かった。
双眼鏡は必需品、ゆかは言う。
写真を撮ってるときに時間が止まるのが嫌なんだって。
リアルタイムに敵うものはないんだって。
道端に飲み物屋があった。
いろいろ書いてあるが、ココナッツかチャイしか置いていないだろう。
ココナッツをチョイス。
水だけを大量に飲んで、身体の酸塩基平衡が崩れたかな?ヘロヘロだ、と思ったらココナッツ。それでもだめなら塩。
さらにバイクを走らせ、郊外の遺跡へ。
管理されていないようで、最近まで使っていたようでもある。
いったいどんな遺跡なのかも分からず、ブラブラ。
規模もそこまで大きくは無い。端っこのほうは野良仕事場になっていた。
暑い。
畑の向こうには巨人が積んだ岩が見える。
今度は逆方向にバイクを走らせた。
来た道を戻り、そのままずーっと行って何もなくなった。
引き返して帰りにフルーツ屋を発見。
ゆかはフルーツも好きだ。
何かと野菜不足になりがちな旅行中、フルーツは足りない栄養を補ってくれる。
要は良いことだと思うってこと。
部屋に猫が入ってくる。
また虫の声と、カエルの鳴き声で眠る。
明日は、より旅行者の多い向こう岸に移動だ。
そろそろこの町も出ようと思うから。
またね。
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